WDS 【Wireless Distribution System】 リピータ機能 / アクセスポイント間通信

概要

WDS(Wireless Distribution System)とは、無線LAN(Wi-Fi)のアクセスポイント(AP)同士を無線で接続し、相互に通信する機能。一つの無線ネットワークを複数のAP運用して広い範囲をカバーしたり、離れた有線LAN(構内ネットワーク)同士を接続することができる。

一台のアクセスポイントでは電波が届かない範囲にある機器を接続したい場合、中間にもう一台APを設置し、WDSのリピータ機能で信号を中継することで、通信を可能にすることができる。

また、APからイーサネットEthernet)などの有線LAN端末がケーブル接続されている場合、WDSのブリッジ機能でAP間を相互接続し、LAN間を接続して透過的通信することができる。

従来、AP間を接続するには有線LANを経由するしかなかったが、WDSを利用することによりケーブルを配線しなくても相互に接続することできるようになった。

(2019.3.13更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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