イーサネットコンバータ 【Ethernet converter】 無線LANコンバータ / wireless LAN converter / Wi-Fiコンバータ

概要

イーサネットコンバータ(Ethernet converter)とは、有線LAN(イーサネット)と無線LAN(Wi-Fi)の相互変換・中継装置。有線のみ対応の機器やネットワーク無線LANに接続するために用いられる。

LANケーブルの接続端子(RJ45ポート)とWi-Fiの送受信機能を持つ小型の機器で、有線側とはネットワークスイッチのように一般的なLANケーブルで接続する。電源はコンセントに電源ケーブルを繋ぐものとコンピュータUSBポートを利用するものがある。

パソコンなどからアクセスして、アクセスポイントの選択やパスワード入力などWi-Fiの接続設定をうと、指定されたWi-Fiネットワークに接続することができるようになる。有線側の機器には無線接続のための特別な設定などは不要である。WPSなど、ボタンを押すだけで設定が完了する仕組みに対応している製品もある。

イーサネットのみに対応した機器をWi-Fi接続したい場合、パソコンなどでは後から拡張カードUSBアダプタを追加するといった手法で対応可能な場合もあるが、デジタル家電プリンタ、ゲーム機などではそのような後付けの装置が提供されない場合も多い。そのような旧式の機器をWi-Fiネットワークに接続する際にイーサネットコンバータが必要になることが多い。

(2024.2.8更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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