ANY接続
Wi-Fiでは、各端末は有線ネットワークや外部ネットワークに繋がったアクセスポイント(AP)に接続して通信する。APはそれぞれ固有の識別名(SSID)を持っており、通常は周囲にあるAPのSSIDを指定するか一覧から選択して接続を開始する。
ANY接続は接続先SSIDの設定を空欄か「ANY」(any:どこでも)にする接続方式で、通信可能な範囲にあるAPの中から最も電波状態が良好で認証不要で接続可能なものに自動で接続を開始する。事前に正確なSSIDを把握することが難しい公衆無線LANサービス(Wi-Fiスポット)への接続などでよく利用される。
ANY接続拒否
アクセスポイント側では、ANY接続を許可するか否かを設定することができる。限られた利用者や端末の接続しか受け付けたくない家庭や企業などで運用されるAPでは、近くにいるANY接続設定の端末がみだりに接続してこないよう拒否設定で運用することが多い。
(2023.4.9更新)