WPA2-EAP 【Wi-Fi Protected Access 2 Extensible Authentication Protocol】

概要

WPA2-EAP(Wi-Fi Protected Access 2 Extensible Authentication Protocol)とは、Wi-Fi(無線LAN)の通信暗号化するWPA2の利用モードの一つで、認証方式としてEAPを用いるもの。主に企業内LANなどで用いられる。

WPA2のエンタープライズモード(WPA2 Enterprise)に用意されている仕様で、有線LANなどでも用いられるIEEE 802.1X規格のEAPExtensible Authentication Protocol)を用いて利用者の識別・認証う。認証サーバが必要なため専任の管理部門のあるような比較的大規模な組織内ネットワークで用いられる。

EAPにもいくつかの種類があるが、当初の規格でサポートされたのはEAP-TLSで、現在では他にEAP-TTLSPEAP、EAP-SIMなどが利用可能となっている。ただし、認証サーバ端末によって、これらのうち実際に使用できるものは異なるため、接続できる組み合わせか確認する必要がある。

(2020.1.18更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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