読み方 : ビーエスエスアイディー

BSSID【Basic Service Set Identifier】

概要

BSSIDとは、無線LANWi-Fi)における無線アクセスポイント(AP)および無線ネットワークの識別子の一つで、48ビットの値。通常はアクセスポイントMACアドレスをそのまま用いる。
BSSIDのイメージ画像

無線LANインフラストラクチャモードアクセスポイントを介して端末間を繋ぐ通信モード)では、一台のアクセスポイントと配下の端末で構成される最も単純なネットワークを「BSS」(Basic Service Set)と呼び、その識別名としてBSSIDを用いる。

一方、複数のアクセスポイントを一つのネットワークとして一体的に運用することができる「ESS」(Extended Service Set)では、管理者がネットワークに32バイトまでの任意の名称を付けて識別名とする。これを「ESSID」という。

両者を合わせて「SSID」(Service Set Identifier)というが、単にSSIDといった場合はESSIDを指すことが多い。現在では小規模なネットワークでも必ずESSIDを付けて、ネットワーク名で接続先を選択する運用が定着し、BSSIDはほとんど使われなくなったためである。

(2025.8.26更新)

他の用語辞典による「BSSID」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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