アドホックモード 【ad hoc mode】 インディペンデントモード / independent mode / IBSS / independent Basic Service Set

概要

アドホックモード(ad hoc mode)とは、無線LAN(Wi-Fi)の動作モードの一つで、各端末が中継機器などを介さずに相互に直接電波を送受信して通信する方式。

電波の届く範囲に通信端末が存在すれば利用できる簡易な接続方式で、コンピュータからプリンタに印刷データを送ったり、携帯ゲーム機を繋いで一緒に遊ぶなど、2台の端末間で直にデータのやり取りをう用途でよく用いられる。

仕様上は3台以上の端末が同じネットワークに接続することもできるが、一般的なソフトウェアでは多数の端末ネットワークを形成する機能はなく、もっぱら特定の相手と相対で通信するために利用されることが多い。

これに対し、無線LANアクセスポイントAPAccess Point)と呼ばれる中継機器を介して通信う動作モードは「インフラストラクチャモード」(infrastructure mode)と呼ばれる。多数の端末が一つの無線ネットワークに参加したい場合や、インターネットなど外部のネットワークに繋ぎたい場合に用いられる。

(2023.11.8更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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