キャプティブポータル 【captive portal】
概要
キャプティブポータル(captive portal)とは、端末がネットワークに接続した際に、ユーザー認証や利用者登録などを行うまで外部との通信を禁止あるいは制限する仕組み。Webブラウザなどで外部に接続しようとすると自動的に認証画面へ誘導される。この認証ページのことを指すこともある。利用者がWi-Fiやイーサネット(有線LAN)などで端末にネットワークを接続すると、DHCPなどで自動的にIPアドレスが割り当てられ技術的には通信可能になるが、そのままでは外部との通信は中継されない。
Webブラウザなどを開いて外部のWebサイトの閲覧を試みると、施設側の用意した認証ページやユーザー登録ページなどへ自動的に誘導(リダイレクト)され、所定の手続きを行なうよう案内される。利用者が登録や認証などを行なうと自由に外部と通信できるようになる。
店舗や宿泊施設、交通機関などで提供されるインターネット接続サービスやWi-Fiスポットなどで用いられるシステムで、利用条件や料金体系(有料の場合)などを案内したり、利用者のメールアドレスなど連絡先、身元情報を登録するために行われる。
(2022.2.1更新)