LibreOffice
概要
LibreOfficeとは、ドイツに本拠を置く国際的な非営利団体のドキュメント財団(The Document Foundation)が開発しているオフィスソフト。オープンソースソフトウェアとして公開されている。オフィスでの事務作業に必要な複数のソフトウェアをパッケージしたもので、ワープロソフトの「Writer」(ライター)、表計算ソフトの「Calc」(カルク)、プレゼンテーションソフトの「Impress」(インプレス)、ドローソフトの「Draw」(ドロー)、データベース管理システムの「Base」(ベース)、数式編集ソフトの「Math」(マス)で構成される。
標準のファイル形式はODF(Open Document Format)だが、米マイクロソフト(Microsoft)社のオフィスソフト「Microsoft Office」の各ソフトウェアのファイル形式による読み込みや書き込みにも対応する。
対応OSはWindowsやmacOS、Linux、FreeBSD、Solarisなどで、UNIX系OSで利用できる本格的なオフィスソフトとして人気が高い。MPL(Mozilla Public License)に基づいてオープンソースとして公開されており、誰でも自由に入手、利用、改変、再配布などを行うことができる。
米サン・マイクロシステムズ(Sun Microsystems)社(現在の米オラクル社)の「StarOffice」(商標の関係で日本語版は「StarSuite」として知られる)が源流で、そのオープンソース版だった「OpenOffice.org」(Apache OpenOffice)から2010年に派生した。
(2020.9.1更新)