AVERAGE関数 【AVERAGE function】 平均関数

概要

AVERAGE関数(AVERAGE function)とは、米マイクロソフト(Microsoft)社の表計算ソフトMicrosoft Excelワークシートセルに書き込むことができる関数の一つで、引数に指定した値の平均値を求めるもの。引数には複数の特定のセルセルの範囲、値、他の関数の結果などを指定できる。

書式は「=AVERAGE(値1,値2,…)」で、列挙された値をすべて加算して値の個数で割った平均値単純平均/算術平均)を返す。「AVERAGE(B1,C2)」のように特定のセルの値の平均を求めたり、「AVERAGE(B2,10)」のように値を直に指定することもできる。

AVERAGE(B2:B10)」のように範囲指定すると、B2からB10までのすべてのセルの値の平均を求めてくれる。一般にはこの指定方法が最もよく用いられる。「AVERAGE(B1,C2:C5,20)」のように、これらの指定方法を任意の数だけ組み合わせてすべての値の平均を求めることもできる。

AVERAGE関数の対象とすることができるのは数値のみだが、論理値TRUEは1、FALSEは0)や数値を表す文字列を含むデータ平均を求める「AVERAGEA関数」も用意されている。また、特定の条件を満たす値のみを対象に平均を求める関数として「AVERAGEIF関数」および「AVERAGEIFS関数」も用意されている。

(2024.5.11更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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