Microsoft PowerPoint 【マイクロソフト・パワーポイント】 パワポ

概要

Microsoft PowerPoint(マイクロソフト・パワーポイント)とは、米マイクロソフト(Microsoft)社のプレゼンテーションソフト。最も普及しているプレゼンテーションソフトの一つで、同社のオフィスソフトMicrosoft Office」の最も重要な構成要素の一つでもある。同社のWindowsシリーズや米アップル(Apple)社のmacOSなどで利用できる。

大人数の前でまとまった内容を講演、講義、発表(プレゼンテーション)するための文書の作成やその表示に特化したソフトウェアで、スライドショー形式で資料を作成・編集し、再生することができる。

かつてよく利用されたスライド映写機に挿入する一連のスライドフィルムや、オーバーヘッドプロジェクタ(OHP)で映し出すOHPシートに相当するものをパソコンで作成・表示することができるソフトウェアとして開発された。その名残りで、作成した文書を「スライド」と呼ぶ。

Microsoft PowerPointで作成するスライドは同じ大きさのページの連なった形式になっており、各ページに見出しや文章、図表、画像などを配置し、発表時には画面全体に一つのページを映し出し、順にページをめくりながら内容を説明する。

スライドは印刷・複製して聴衆に配布する場合もあるが、多くの場合、パソコンを繋いだプロジェクタや大画面のディスプレイなどで画面を映し出し、手元の操作で映し出すページを切り替えながら発表する。そのために、メニューやアイコンなど編集・操作用の表示要素を画面から排除し、ページを全画面で映し出す動作モードが用意されている。

プレゼンテーション用のソフトウェアとして幅広く普及し、パソコンによるプレゼンテーションの代名詞的な存在として様々な職場で標準的に活用されている。日本では俗に「パワポ」の愛称で親しまれ、PowerPoint用に限らず発表用のスライド資料を指して「パワポ」と呼ぶことも多い。

文書編集ソフトMicrosoft Word」や表計算ソフトMicrosoft Excel」など、Microsoft Officeに含まれる他のソフトウェアとの連携機能が充実しており、他のソフトウェアで作成したデータなどを、簡単な操作でスライドの一部として埋め込んで利用することができる。

(2023.12.18更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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