読み方 : エックスエルエスファイル / エクセルファイル

XLSファイル

概要

XLSファイルとは、米マイクロソフト(Microsoft)社の表計算ソフト「Microsoft Excel」で用いられる標準ファイル形式の一つ。拡張子が「.xls」のファイルで、Excel 97からExcel 2003までのバージョンで標準形式として採用されていた。現在はXLSX形式が標準となっている。
XLSファイルのイメージ画像

XLSファイルには、数値や文字列、計算式、関数、セルの書式設定、グラフ、図形、画像など、ワークシートを構成する様々な情報を一つのファイルにまとめて保存できる。複数のワークシートを収録でき、マクロやVBAスクリプトによる自動処理プログラムを含めることも可能である。

内部構造にはバイナリ形式が採用されており、ファイルの内容はテキストエディタなどで開いても人間が判読できる状態にはない。具体的には「BIFF」(Binary Interchange File Format)と呼ばれる仕様を基礎とした形式で、Excelのバージョンにによって複数の異なる形式が存在する。

仕様は同社独自のもので、標準形式がXLSXに移行した後の2008年に仕様が外部に公開された。それ以前に他社製ソフトウェアがXLSファイルの読み書きに対応していた例もあるが、複雑な書式設定を含むファイルでは表示の崩れが生じることがあった。マクロ機能を悪用したマクロウイルスの標的になりやすい問題も指摘され、知らない相手からメールで受け取ったXLSファイルは開かないといった啓発が行われた。

Excel 2007以降、標準ファイル形式はデータを複数のXMLファイルに記録してZip形式で圧縮する「.xlsx」形式へ移行した。XLSX形式は「Office Open XML」(OOXML)と呼ばれる標準規格の一部として公開されており、様々なソフトウェアが対応している。現行のExcelでもXLSファイルの読み書きは可能であり、古いシステムとのデータ交換や過去ファイルの参照といった用途では引き続き使われている。

(2026.6.19更新)
 

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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