タブストップ 【tab stop】
概要
タブストップ(tab stop)とは、文書編集ソフトなどでTabキーが押されたときにカーソルが移動する行内の決まった位置。一行に複数の停止位置を指定することができ、Tabキーを押すごとに右隣の最寄りのタブストップに移動する。タイプライターに由来する機能で、横方向の任意の位置にタブストップを設定することができる。文字を入力している最中にTabキーを押すと、その位置にタブ文字が挿入され、右隣のタブストップの位置に入力カーソルがジャンプする。タブ文字の箇所は連続した空白(スペース)となる。
この機能により、各行の同じ位置から文字を開始することができ、短い単語やフレーズが規則正しく格子状に並んだ簡易な表(テーブル)を作成することができる。「タブ」(tab)の名称は「作表する」「表であらわす」を意味する “tabulate” (タビュレート)を省略したものが由来である。
タイプライターは任意の位置にタブストップを指定できたため、ワープロソフト(文書編集ソフト)などもこれを踏襲して文書内の任意の位置にタブストップを指定できるが、テキストエディタなどでは決まった桁数ごとに機械的にタブストップが設定される。これを「タブ幅」と呼び、2文字ごとや4文字ごと、8文字ごとなどに設定されることが多い。
(2023.12.19更新)