ワードラップ 【word wrap】
欧文では空白や改行で単語を分かち書きするため、日本語のように単語の綴りの途中で改行を挟んで前後に分割してしまうことは原則として許されない(別の単語ということになってしまうため)。このため、行末付近の単語が行の幅に収まりきらない場合には、ワードラップ処理を行ってそこで(表示上の)改行としてしまうのが一般的である。
ワードラップにより行末の文字の位置が凸凹でになってしまうため、行内の語間を調整して行末が縦方向に揃うよう調整する「両端揃え」(justification/ジャスティフィケーション)と呼ばれる文字揃えがよく用いられる。
また、ワードラップ以外に行末の単語の分割を処理する方法として、単語中にあらかじめ設けられている音節の区切りで分割し、行末にハイフン(-)を記して次行の先頭とひとつながりの単語であることを示す「ハイフネーション」(hyphenation)が行われることもある。
(2018.8.13更新)