読み方 : したつきもじ

下付き文字【subscript】

概要

下付き文字とは、文字を表示する際、「CO2」のように基準となる位置(ベースライン)よりも下にずらして表示される文字のこと。主に数学、化学、言語学、情報処理などの分野で、要素番号や数量、変数の区別などを示すために用いられる
下付き文字のイメージ画像

下付き文字は、本文中の文字よりもやや小さいサイズで、基準線より下に配置される。通常の文字列と視覚的に区別され、補助的な情報や添字を示す役割を担う。例えば、数学では a1, a2, … , ai のように数列などの要素の番号(添字)を記す表記法としてよく用いられる。化学では H2O のように化学式中の原子の数を下付き文字で表す。

文書編集では、ワープロソフトや組版システムによって下付き文字の表示機能が提供されている。例えば、Microsoft WordやGoogleドキュメントなどでは、文字装飾の一種として下付き設定を適用することで表示位置を自動的に調整できる。また、組版システムであるLaTeXでは、アンダースコア記号「_」を用いて添字を指定する記法が用いられる。

Webページでは、HTMLのsub要素を用いることで下付き文字を表現できる。具体的には、<sub>と</sub>で囲んだ文字列がベースラインより下に配置される。また、国際的な文字コード標準のUnicodeでは、小さい「0」を下付きの位置に置いた「₀」(U+2080:SUBSCRIPT ZERO)のように、下付きの数字や一部のアルファベットが独立した文字として定義されている。プレーンテキストのように文字装飾が使えない環境でも、Unicode対応であれば定義済みの文字については下付き表示することができる。

他の辞典等による「下付き文字」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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