相互参照 【cross reference】 クロスリファレンス

概要

相互参照(cross reference)とは、文書編集ソフトなどの機能の一つで、文書内のある箇所に別の箇所への参照を設定し、参照先にある文言を自動的に引用して表示すること。

文書内で「詳しくは36ページ『次年度の計画』を参照」「図1:売上グラフを参照」といった別の箇所を指し示す注釈などを記述する際、手入力で直接記述してしまうと、編集の過程でページ数や図表番号がずれたり、表題や見出しを更新したのに参照元に古い記述が残ってしまうことがある。

相互参照はこのような注釈の記述を自動化する機能で、文書内の箇所を指定して参照を設定することで、これらの内容を自動的に引用して表示することができる。後から当該箇所を変更しても参照元に自動的に反映される。

Microsoft Wordでは参照する項目として見出しやブックマーク、脚注、文末脚注、図、表、数式などを指定することができる。参照元に表示する文字列として、見出しやページ番号、見出し番号、「上」や「下」などを選択することができる。PDFに書き出した際に自動的に参照先へのリンクを埋め込むこともできる。

(2023.3.29更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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