ピボットグラフ 【pivot graph】

概要

ピボットグラフ(pivot graph)とは、米マイクロソフト(Microsoft)社の表計算ソフトMicrosoft Excel(マイクロソフト・エクセル)で、クロス集計表を棒グラフなどで図示する機能。

クロス集計は複数の項目からなるデータの集合があるときに、そのうちの2つ(ないし3つ)の項目を組み合わせて2次元の表の形で集計する手法で、Excelでは「ピボットテーブル」と呼ばれる。項目間の関係や相関、傾向などを見やすくまとめることができる。

ピボットグラフはこれを図示する機能で、グループ化された棒グラフ群でや積み上げ棒グラフなどの形で集計結果を表現する。どのグループのどの項目が多い、あるいは少ないのかが一目瞭然となる。同じ項目は同じ色で塗られるため、ある項目がグループ間でどのように異なっているのかも視覚的に把握することができる。

作成したグラフの脇にはドロップダウンリストなどが表示され、利用者の操作に応じて集計の観点を動的に変更してグラフを再描画させることもできる。縦軸と横軸に設定する項目の変更やフィルタ条件の指定などを対話的うことができる。

(2022.7.15更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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