文字切れ

概要

文字切れとは、文字が用意された領域に収まりきらず、末尾部分が消えてしまうこと。印刷・製本の場合は紙面の端にある文字が裁断によって切り捨てられてしまうことを意味する。

文書編集ソフト表計算ソフトなどでは、矩形の領域に入力した文字が長くて収まりきらず、表示や印刷の際に途中で切れてしまう現象を文字切れという。文字を減らすか、領域を広げるか、フォント設定などで文字サイズを縮小すれば全体が収まるようになる。

Microsoft Excelのように、編集画面上では全体が収まっているのに印刷すると微妙に末尾が途切れてしまう場合もある。可能であれば印刷先としてPDFファイルを指定して出力してみれば、紙面に印刷する前に印刷時の仕上がりを確認することができる。

製本などをう商業印刷の分野では、紙面の端ギリギリに印刷した文字が裁断工程によって切り捨てられてしまうことを文字切れと呼ぶ。端に空白が生じないよう、途中で切れる前提であえて文字や図、画像などを端まで敷き詰める場合もあるが、切れては困る場合は裁断位置より数ミリ内側に配置する必要がある。

(2024.2.15更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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