読み方 : うえつきもじ

上付き文字【superscript】

概要

上付き文字とは、通常の文字よりも小さく、「x²」のように文字の基準線ベースライン)より上の位置にずらして表示される文字のことである。
上付き文字のイメージ画像

数学や自然科学では、冪乗指数の表記に用いられる。「2³」は2の3乗、「m²」は平方メートルを意味し、右肩に添えた小さな数字で演算や単位の情報を簡潔に示す。化学では「Ca²⁺」「Cl⁻」のようにイオンの電荷を表す記号として使われる。

英語圏では「1st」「2nd」などの序数で末尾の文字を上付きにする慣習もある。文章中では「本文中の語句⁽¹⁾」のように脚注・注釈の参照番号を示す用途もあり、学術論文や書籍などで広く用いられる。「Blu-ray Disc™」「Microsoft®」のように商標記号を上付きで表示することもある。

コンピュータ上での入力・表示方法はいくつかある。HTMLではsup要素で「e<sup>iπ</sup>」のように文字を囲むことで「e」のように上付き表示を指定できる。文書編集ソフトプレゼンテーションソフトでは文章中の文字を指定して書式設定メニューから上付き表示を適用することができる。

文字コードの国際標準であるUnicodeには「²」(U+00B2)や「⁰」(U+2070)のように上付き用の文字が個別のコードポイントとして収録されているものもあり、書式設定なしで入力できる。ただし、フォントに字形が収録されていなければ表示されず、収録されている文字も限られるため、汎用的には書式設定での対応が一般的である。

(2026.5.8更新)
 

他の辞典等による「上付き文字」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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