Microsoft Word 【マイクロソフト・ワード】

概要

Microsoft Word(マイクロソフト・ワード)とは、米マイクロソフト(Microsoft)社のワープロソフト。最も普及しているパソコン向けワープロソフトの一つで、同社のオフィスソフトMicrosoft Office」(マイクロソフト・オフィス)の最も重要な構成要素の一つである。同社のWindowsシリーズや米アップル(Apple)社のmacOS(Mac OS X)などで利用できる。

主な機能

文書をページ単位で表示し、利用者が文字や罫線、表、図形、画像などを入力・配置して編集していく。文字に色や大きさ、フォント(字体)、字間、行間などを設定したり、太字や下線、網掛けなどを効果を加えることもできる。

ページ中での要素の配置の仕方(左右端揃え、中央揃えなど)の指定や、ページを複数の段に分割する段組み、日本語などの縦書き、箇条書き(リスト)、数式の記述、英単語のスペルチェックなど、文書作成を支援する豊富な機能を備えている。

マクロ・VBA

利用者の操作手順を記録して再生する「マクロ」機能があり、定型的な作業や繰り返し作業などを自動化することができる。また、「VBA」(Visual Basic for Applications)と呼ばれる簡易なプログラミング言語開発実行環境を備えており、編集規則の適用や設定の一括変更などを自動化するプログラムを利用者自身が記述して文書に適用することができる。

VBAは他の文書や他の形式のファイルデータを読み込んで反映させたり、インターネット上のデータを取り込むといった操作をうこともできる。マクロVBAプログラムは文書に添付してファイルに保存することができ、別のコンピュータでも同じように実行することができる。

Officeソフトとの連携

表計算ソフトMicrosoft Excel」(エクセル)やプレゼンテーションソフトMicrosoft PowerPoint」(パワーポイント)などOfficeに含まれる他のソフトウェアとの連携機能が充実しており、他のソフトウェアで作成したデータを埋め込んだり、Wordで作成したデータを他のソフトウェアで利用したりといった機能が容易な操作で利用できる。

(2024.1.13更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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