フラッシュフィル 【flash fill】

概要

フラッシュフィル(flash fill)とは、Microsoft Excel 2013で導入された機能で、利用者の操作から法則性を見出し、の残りのデータに同じ操作を自動的にうもの。

例えば、Aに姓、Bに名が並んだ名簿データがある場合に、利用者がCに姓名を結合したものを複製するという操作を1回から数回行うと、Excelが「AとBを結合してCに書き出す」という操作の規則性を自動的に認識する。

Cの空白セルを選択し「データ」→「データツール」→「フラッシュフィル」または「ホーム」→「編集」→「フィル」→「フラッシュフィル」を選択すると、Cの残りにセルに規則性から予想されたデータが自動入力される。右クリックメニューショートカットキーCtrl+E)で呼び出すこともできる。

利用者が手順を明示的に指示しなくても、文字列の結合や分割、その他の定型的な操作の繰り返しを自動的にうことができる。複雑な操作などでは規則性の認識に失敗することもあるため、試しに入力してみてうまくいかない場合は文字列関数などの組み合わせで対応する必要がある。

(2023.5.1更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる