ハイパフォーマンスコンピューティング 【HPC】 High Performance Computing / 高性能コンピューティング
概要
ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)とは、大規模で高性能なコンピュータシステムを用いて、膨大な数の計算を必要とする処理を行うこと。また、そのようなシステムを構成・運用するための理論や技術に関する研究分野。一般的にはスーパーコンピュータを利用した科学技術計算などを指すことが多い。自然現象や人工物の振る舞いを再現・予測するシミュレーションや、化学物質やタンパク質、DNAなどの解析や探索、巨大なデータの分析など、科学技術、工業、ビジネスで必要となる非常に計算量の多い処理をコンピュータに行わせることを指す。
多数のマイクロプロセッサ(CPU/MPU)を動員して膨大な数の命令を同時に実行する並列処理によって高い性能を得る手法が一般的となっている。中でも単一のシステムで市販の業務用コンピュータの10万台、100万台分にも及ぶ巨大な計算能力を有するスーパーコンピュータ(supercomputer)を用いる方式が代表的だが、多数のコンピュータを連結して構成する、より小規模なHPCクラスタなどを用いる場合もある。
近年では、もともとコンピュータグラフィックス処理のために開発され、特定の計算処理についてワンチップで同時に数千を実行できるGPU(Graphics Processing Unit)を汎用的な計算用途に転用するGPGPU(General Purpose GPU/GPUコンピューティング)と呼ばれる安価な手法・システムが急激に普及している。
(2018.9.27更新)