RSSフィード 【RSS feed】 Atomフィード

概要

RSSフィード(RSS feed)とは、Webサイトの更新情報などをRSS形式で配信すること。また、配信されるサイトの更新データRSS以外のAtomなどの形式のフィードも総称する場合がある。

RSS」(RDF Site Summary/Rich Site Summary)とはXMLを応用したデータ形式の一種で、Webサイト内の新着ページや更新ページのタイトルやURL、更新日時、要約などを一覧形式で記述することができる。

RSSフィードはサイト上の特定のURLに置かれたRSS形式のデータで、サイトが更新されるとコンテンツ管理システムなどによって自動的に最新情報に書き換えられる。利用者RSSリーダーフィードリーダー)などにフィードURLを登録すると、一定時間ごとに自動的に更新の有無をチェックし、最新情報を取得して表示する。リーダーにフィードを登録することを「購読」(subscription)という。

フィードRSS以外にも「Atom」(Atom Syndication Format)など同じ目的の異なるデータ形式で記述される場合があるが、最も早くに普及し認知度が高いのがRSSであることから、便宜上これらも含めてRSSフィードと総称することが多い。

RSS 1.0、RSS 2.0、Atomなど複数形式で同じデータを提供し、利用者が選択できるようにしているサイトもある。多くのサイトでは慣用的に、同心円を扇形に切ったようなデザインのアイコンで表される。

2000年代中頃からブログやニュースサイトがリピーターの訪問頻度を高めるために積極的にRSSフィードによる更新情報の提供をってきたが、一般層へのRSSリーダーの普及が当初期待されたほど広がらなかったため、2010年代後半にはフィード提供を打ち切る大手サイトも増えてきている。

(2024.1.28更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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