インテリジェントハブ 【intelligent hub】

概要

インテリジェントハブ(intelligent hub)とは、イーサネット(Ethernet)の集線装置(ハブ)のうち、SNMPエージェントの機能を内蔵し、遠隔からの管理に対応している製品のこと。

SNMPSimple Network Management Protocol)はネットワークを通じて遠隔の機器を管理するための情報を伝送するためのプロトコル通信規約)で、インテリジェントハブは自身の状態をネットワーク管理者の運用するSNMPマネージャに送信したり、その指示を受けて制御や設定をうことができる。

多数のLANで構成される建物内のネットワークなどの場合、インテリジェントハブを配置しておくことにより、管理者のコンピュータから一括してリアルタイムに状態を監視したり、設定を変更したりすることができる。

ノンインテリジェントハブ

SNMPによる管理に対応していない製品のことを「ノンインテリジェントハブ」(non-intelligent hub)あるいは「ダムハブ」(dumb hub)という。ただし、「ダムハブ」の語をSNMP対応とは無関係に、リピータハブの意味(スイッチング機能を持たない)で用いる場合があるため文脈に注意が必要である。

(2018.8.11更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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