サブインターフェース 【subinterface】

概要

サブインターフェース(subinterface)とは、ルータの物理的なネットワークインタフェースを、複数の独立した論理的なインターフェースに分割したもの。VLANごとに独立した仮想的ポートIPアドレスを割り当てることができる。

LANを複数のVLAN仮想LAN)に分割してそれぞれ独立したネットワークとして運用する場合、ネットワークスイッチのみではVLAN間を接続することはできない。そのような場合、ルータL3スイッチを介してルーティングすることで相互にやり取りすることができるようになる。

ルータ側は接続するVLANの数だけポートを用意し、それぞれスイッチからの接続を受け付けることになるが、多数のVLANを接続したい場合にはその数だけ物理ポートを用意しなければならず非効率で、数が足りなくなる場合もある。

そこで、物理的な一つのポートに複数のサブインターフェースを設け、それぞれを接続したいVLAN IDに紐づけて固有のIPアドレスを割り当てる。スイッチ側とは一本のLANケーブルで、スイッチトランクポートと接続する。スイッチからは各VLAN通信が対応するサブインターフェースに送信され、ルータ内でサブインターフェース間をルーティングして別のVLAN通信が流れるようになる。

(2024.7.9更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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