管理VLAN 【management VLAN】 マネジメントVLAN

概要

管理VLAN(management VLAN)とは、LANを複数のVLANに分割する際、ネットワークスイッチの設定・制御などの管理情報が流れるVLANのこと。特に指定のない場合はVLAN IDが「1」のVLANが割り当てられることが多い。

VLAN仮想LAN)は構内ネットワークLAN)を複数の論理的なネットワークに分割し、それぞれに所属する端末が別のネットワーク通信できないようにする技術で、作成されたVLANは識別番号(VLAN ID)が与えられる。

管理VLANは管理用の通信われるVLANであり、ネットワークスイッチ自身が所属するVLANでもある。管理用の端末からスイッチの管理インターフェースアクセスして設定作業などをうための通信に用いられる。多くの機器は初期に存在するID 1のVLANを管理VLANとしており、VLAN指定のない通信が流れるデフォルトVLANを兼ねている。

管理VLANを通常の通信用途に用いる他のVLANから分離して運用する(管理用以外の端末の所属するVLANを2以降のIDに割り当てる)こともでき、管理用の端末以外が管理インターフェースアクセスすることを防いでセキュリティを向上させることができる。

(2023.6.2更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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