フロアスイッチ 【floor switch】 フロアハブ / floor hub

概要

フロアスイッチ(floor switch)とは、ネットワークスイッチ製品の分類の一つで、ネットワークの中枢部と末端部との橋渡しをうもの。建物の各階毎に置かれるという意味でこのように呼ばれる。

データセンターやビル全館といった大規模ネットワークで用いられ、当該フロアの各部屋などに置かれたスイッチからの接続を受け付け、各階を繋ぐ中枢部(バックボーン)へと接続する。

ネットワークが比較的小規模な場合は安価なL2スイッチ製品を用いることもあるが、大規模な場合や冗長構成など高度な通信制御を要する場合にはL3スイッチを用いることもある。

一方、各部屋などでコンピュータなどを接続する末端部のスイッチは「アクセススイッチ」(access switch)あるいは「エッジスイッチ」(edge switch)、中枢部で全体を統合するスイッチを「コアスイッチ」(core switch)という。規模によってはフロアスイッチとコアスイッチの間にもう一段階「ディストリビューションスイッチ」(distribution switch)を設置する場合もある。

(2020.2.15更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる