スマートスイッチ【smart switch】Webスマートスイッチ

スマートスイッチとは?

LANスイッチスイッチングハブ)の製品分類の一つで、VLANQoS制御など高度な機能に対応したスイッチ。Webブラウザから設定・管理を行えるものが多く、アンマネージドスイッチとインテリジェントスイッチの中間に位置する製品として普及している。
スマートスイッチのイメージ画像

スイッチングハブイーサネットで端末間の通信を中継する装置であり、受信したデータの宛先を解析して該当するポートにのみ転送するスイッチング機能を持つ。スマートスイッチはこの基本機能に加え、VLANによるネットワークの仮想分割、ポートトランキングリンクアグリゲーション)、ポートミラーリングQoSによる通信優先制御など、より高度な機能に対応する。

設定・管理は遠隔のパソコンからWebブラウザでアクセスしてグラフィカルな画面を通じて行う方式が主流で、コマンド操作を必要とせず、専門知識が乏しい担当者でも比較的扱いやすい。Webブラウザから設定画面にアクセスして管理できる製品は特に「Webスマートスイッチ」と呼ばれる。

語感が似ていて混同されやすいが、スマートスイッチにさらにSNMPエージェント機能を加え、遠隔からのネットワーク管理に対応した上位製品は「インテリジェントスイッチ」という。スマートスイッチはフルマネージドインテリジェントスイッチに比べて対応機能が限定される分、導入コストが抑えられており、中小規模の企業ネットワークや拠点ネットワークで広く採用されている。

企業ネットワークの複雑化と運用コスト削減への要求を背景に、高機能だが高価・設定が複雑な機器と、安価だが管理機能を持たない機器との中間を満たす選択肢として普及が進んだ。近年ではクラウド上の管理システムから設定を一元管理できる製品も登場しており、遠隔拠点の機器を本社のIT部門が一括で制御するといった運用も可能になっている。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。