デフォルトVLAN 【default VLAN】
概要
デフォルトVLAN(default VLAN)とは、VLANを設定したネットワークスイッチで、VLANの指定が無いポートやフレームの通信に用いられるVLANのこと。多くの機種ではVLAN ID「1」がデフォルトVLANとして用いられる。タグVLANでは「ネイティブVLAN」とも呼ばれる。VLANではポートやフレーム内のタグに番号(VLAN ID)を設定し、同じ番号を持つポート同士の間でグループを作り互いに通信できるようにする。異なる番号のポートとの通信を遮断することで、擬似的に複数のネットワークに分割することができる。
デフォルトVLANはVLAN IDが未設定の場合に用いられるVLANで、VLANを使用する前の初期状態ではすべてのポートがデフォルトVLANに所属している。通常はVLAN IDの1番が割り当てられていることが多いが、設定により他の番号に変更できる場合もある。1番のVLANはスイッチ間で制御情報を伝送する管理VLANも兼ねていることが多い。
(2022.4.12更新)