IRF 【Intelligent Resilient Framework】 IRFスタック

概要

IRF(Intelligent Resilient Framework)とは、HPE(Hewlett Packard Enterprise)社製ネットワークスイッチで利用できる機能の一つで、2台のスイッチを連結してあたかも1台であるかのように統合的に運用する機能。

スイッチスタック接続する方式の一つで、2台のスイッチLANケーブルで接続し、適切な設定をうことで、両者を統合された1台の論理スイッチとして扱うことができるようになる。専用のポートやケーブルは不要で、1000BASE-TSFPなどの通常の通信用ポートイーサネットケーブルで相互接続する。

同社製か同社によるOEM製品でのみ利用できる機能で、2台の機種は同じである必要はないが、ファームウェアバージョンは合わせる必要がある。識別番号である「Member ID」と制御側を決める「Priority」の2つの設定値があり、Priorityが小さい側が制御側(マスター)、大きい方が被制御側(スレーブ)となる。

(2023.11.13更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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