EAP-TTLS 【Extensible Authentication Protocol Tunneled Transport Layer Security】
概要
EAP-TTLS(Extensible Authentication Protocol Tunneled Transport Layer Security)とは、IEEE 802.1XやWPA2/WPA3などで用いられる認証プロトコルEAP(Extensible Authentication Protocol)の認証方式の一つで、TLS(Transport Layer Security)で通信路を暗号化した後、一般的な認証方式で認証情報の送信を行う方式。EAPはもともとPPP(Point-to-Point Protocol)の認証方式を拡張する仕様として策定されたプロトコル(通信規約)で、クライアントとサーバの間でどのような認証方式を用いるかを交渉し、合意した手順に基づいて認証を実施することができる。
EAP-TTLSはWebの暗号化通信にも用いられるSSL/TLSでトランスポート層を暗号化してから認証を行う仕組みで、利用するにはサーバ側にはデジタル証明書を準備する必要がある。暗号化後の認証手順にはEAPの他の方式やPAP、CHAPなどが利用可能である。
(2023.6.15更新)