読み方 : せいろんり
正論理【positive logic】ハイアクティブ/high active
概要

デジタル回路では、信号線上の電圧に閾値を設け、それより高い状態と低い状態の2値で1ビットの情報を表す。電圧値そのものは連続的な値をとるが、閾値の上下で論理値を判定することで離散的な情報として扱う。正論理は数値の大小と電圧の高低が一致しており、人間の直感に沿った対応関係であるため、回路の動作説明や仕様記述で標準的に用いられる。
これに対し、高電圧を「0」、低電圧を「1」とする方式を「負論理」(negative logic)という。実際の回路設計では、トランジスタの動作特性やノイズ耐性、消費電力などの観点から負論理が採用される場合がある。どちらか片方に統一することが多いが、一つの回路やシステムの中で正論理と負論理が混在することもある。
正論理と負論理の間には、論理演算の対応関係が反転するという性質がある。正論理での論理和(OR)回路は負論理として解釈すると論理積(AND)回路として機能し、NAND回路とNOR回路も正負の論理を切り替えることで互いに入れ替わる。この関係は論理演算における「ド・モルガンの法則」と対応しており、回路設計において論理の等価変換を行う根拠となる。
(2026.6.24更新)