RSフリップフロップ 【RS flip-flop】 RS-FF / SRフリップフロップ

概要

RSフリップフロップ(RS flip-flop)とは、二つの状態のいずれかを保持することができるフリップフロップ回路の一種で、最も単純な構造で実装されるもの。

フリップフロップ回路は基本的な論理回路の一つで、入力によって内部の状態を「0」か「1」のいずれかに変更することができ、出力は直近に変更されたとなる。1ビットの記憶回路として利用することができる。

RSフリップフロップは「R」(Resetリセット)と「S」(Setセット)の二つの入力を取り、QとQの二つの出力を持つ。Qは常にQの逆となる。内部はNOR回路2つ、あるいはNAND回路NOT回路を2つずつ組み合わせた構成となっている。

RとSの入力を(0,1)としたときはQが0となり、(1,0)としたときは1となる。入力がいずれも0のときは前回変更されたときの状態を維持する。入力を両方1にしたときの動作は定義できず、結果は実装方法に依存する。両方1にすることが禁じられている場合もある。

(2023.4.27更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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