ASSP 【Application Specific Standard Product】

概要

ASSP(Application Specific Standard Product)とは、半導体チップ(IC)の製品分類の一種で、特定の用途や分野に特化した機能を搭載したチップのうち、半導体メーカーが自主的に設計開発し、顧客に既成品として販売されるもの。

CPUのような汎用的な機能は持っておらず、特定の処理や機能に特化しているが、様々な製品に組み込むことを想定した汎用的・標準的な設計になっており、量産されて様々な顧客に既成品として販売される。通信制御、画像処理、電源制御などの用途でよく用いられる。

メーカーにとっては同じ設計の製品を大量生産して複数の顧客に販売することでスケールメリットを享受できる。顧客にとってはASICのように自社製品専用に特化した機能・仕様とはいかないが、設計・開発費用を負担せずに特定分野に特化したチップを調達できる。

(2022.5.19更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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