ディスクリート半導体 【discrete semiconductor】 単機能半導体 / 個別半導体

概要

ディスクリート半導体(discrete semiconductor)とは、半導体製品の部品となる、トランジスタダイオードコンデンサ、サイリスタなど単機能の素子の総称。

一枚のチップに様々な素子や配線を集積する半導体集積回路IC/LSI)が発明されるまでは、半導体製品はすべてディスクリート半導体であり、電子基板の上に一つ一つ実装・配線して制御回路などを構築していた。

半導体の主役がICチップに移った後も電子機器の内部では電力制御(パワー半導体)など様々な用途でディスクリート半導体が使われており、依然として重要な役割を果たしている。

個別の機能や仕様を持つ製品も多いICとは異なり、ほとんどの製品分野で性能や特性、サイズ、端子などの仕様の標準化が進んでおり、標準品の型番はメーカー間で共通となっている。

(2019.3.7更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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