マルチデバイス 【multiple devices】 multi-device

概要

マルチデバイス(multiple devices)とは、コンテンツサービスソフトウェアなどが様々な種類の機器(device)から等しく利用できること。また、様々な種類の機器が混在し、相互に連携できること。そのような状態にすることを「マルチデバイス化」「マルチデバイス対応」という。

従来、デジタルコンテンツやネットサービス、ソフトウェアなどは特定の機種や動作環境のみを対象とすることが多く、複数環境に対応している場合でも一人が複数機器を所有し使い分けることは想定しておらず、機器間の連携やデータの共有などはできないことが多かった。

一方、マルチデバイス対応のコンテンツサービスは様々な種類の機器や機種、オペレーティングシステムOS)などで同じような操作感で利用することができ、また、複数の機器や環境をまたがって横断的に利用できるよう配慮されて設計されている。

これにより、家のパソコンで途中まで見たコンテンツを外出先でスマートフォンを使って同じ位置から再生したり、社内のパソコンで作成した資料を営業先でタブレット端末に表示するといった継ぎ目のない(シームレスな)連携が可能になる。

近年、スマートフォンタブレット端末、携帯ゲーム機、テレビ、デジタルビデオレコーダーなど様々な情報機器が高度な機能・性能を備えるようになったため、こうした多様な機器から等しくコンテンツサービスアクセスできることが重要となっている。

(2020.5.19更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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