Web-EDI 【Web Electronic Data Interchange】

概要

Web-EDI(Web Electronic Data Interchange)とは、企業間で受発注等の情報を電子的に交換するEDI(Electronic Data Interchange)システムのうち、インターネットを通じてデータの送受信をなうもの。

特に、Webサーバ上にシステム構築し、利用者Webブラウザによってデータの閲覧や送受信、システムの操作をなうことができるもののことをこのように呼ぶ。

従来のEDIは通信経路として専用線VAN、電話回線、ISDN回線などを用い、ソフトウェアは専用のものをコンピュータに導入して利用するのが一般的で、通信費用が高く、取引先毎にソフトウェアを用意して使い分けるなど取り扱いも煩雑だった。

Web-EDIでは通信経路にインターネットを用い、Webブラウザシステムの操作画面を呼び出してデータの送受信や情報の閲覧をなう。小規模な事業者も手軽に低コストで導入・利用することができ、通信速度が高速で効率的に操作やデータ伝送をうことができる。

一方、従来のEDIからの問題点であった、標準規格の不統一や各社毎に用意されたシステムにより取引先ごとにシステムや操作方法を使い分けなければならない煩雑さや、Webブラウザが手動操作を前提としているため自動化が進みにくい点などはそのまま残されている。

(2020.6.5更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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