パーミッションマーケティング 【permission marketing】
概要
パーミッションマーケティング(permission marketing)とは、顧客や消費者の許諾(permission)を得てから行う販促活動などのこと。インターネットなどを通じて利用者の許可を得てから宣伝や告知、勧誘などの活動を行う。一方通行のメディアや告知手段が一般的だった20世紀には宣伝などの活動は相手の許諾などを得ずに行うのが当たり前だったが、インターネットの普及によりWebサイトや電子メールなどを通じて企業が顧客や消費者と対話するコストが低下したため、相手の許諾を得てから販促活動を行うパーミッションマーケティングの概念が浸透した。
具体的には、製品を購入した顧客やWebサイトを通じて接触を持った潜在顧客などにメール配信を許諾してもらい、定期的に宣伝のメールを送ったり(オプトインメール)、記事形式の読み物メール(メールマガジン)を送ったりする活動が挙げられる。
誰彼構わず一方的に行う宣伝に比べ、押しつけがましさを減らすことができ、消費者に対して長期的な好印象や友好的な関係を築くのに有効とされる。また、許諾を行う人はその企業や製品、サービスなどにすでに興味を持っていることが多いため、質の高い潜在顧客リストを構築することができ、効率的に購買機会を創出できる。
(2022.6.27更新)