O2O 【Online to Offline】 オンラインツーオフライン / O to O / On2Off / OTO

概要

O2O(Online to Offline)とは、インターネットを利用した企業のマーケティング施策の一つで、実店舗への来店や店頭での購入などオフラインでの行動を促すことを目的とするオンラインでの活動のこと。

小売店や飲食店など消費者との物理的な接点となる拠点を持つ事業者がネット上でう施策で、消費者や顧客へ来店を促したり、実店舗での購買行動の利便性や魅力を高めるようなサービスを提供することを指す。

例えば、スマートフォンアプリなどを通じて割引クーポンを配布して顧客の来店頻度を高めたり、飲食店が席の予約や商品の注文をオンラインで受け付けて来店時に待たずに着席や商品の受領ができるようにしたり、利用者携帯端末の位置情報を元に近隣の店舗の紹介やクーポン発行をったりする事例が知られている。

近年では逆に、実店舗の来店客にネット通販サイトやオンラインサービスの利用を促す “Offline to Online” 型の施策もわれるようになってきている。例えば、店頭の商品にQRコードなどを掲示してスマートフォンで商品の詳しい情報ECサイトの在庫を参照できるようにしたり、来店客がスマートフォンに公式アプリインストールすると割引やキャッシュバックを提供するといった事例が見られる。

(2019.8.16更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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