オープンAPI 【open API】

概要

オープンAPI(open API)とは、情報システムの運用者が、その機能やサービスプログラムから呼び出すインターフェース(API)を外部に公開したもの。通常は内部的に利用される機能のAPIを外部に公開したものをこのように呼び、金融機関のシステムを別の事業者のサービスから利用するためのものを指すことが多い。

APIApplication Programming Interface)とは、あるコンピュータプログラムの機能や管理下のデータを、外部の別のプログラムから利用できるようにするための呼び出し規約のことで、要求や応答のデータ形式、呼び出し手順などで構成される。

「オープンAPI」とは外部に開かれたAPIという意味で、主に金融分野で用いられる。金融機関の情報システムに機能や蓄積された顧客の情報などは本来、自社内部でのみ用いられるが、近年では他の事業者が運用するネットサービスやアプリから利用できるよう、一定の基準や条件、契約などに基づいて開放する動きが活発化している。

これにより、金融関連のソフトウェアサービスが金融機関の手続きやデータを取り込むことができ、利用者の利便性が高まる。例えば、家計簿アプリ利用者の契約先の銀行のオープンAPIにアクセスし、口座の入出金情報を受け取って自動的にリスト化するといった機能を実現することができる。

(2023.9.20更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる