CTVR

概要

CTVRとは、ネット広告の効果を表す指標の一つで、広告クリック率(CTR)とコンバージョン率(CVR)をかけ合わせたもの。購入などの成果に結びついた媒体やクリエイティブを調べるのに役立つ。

広告媒体のWebサイトなどに配信した回数(利用者が閲覧した回数:インプレッション数)のうち、広告クリックタップされ、広告主のサイトサービス訪問した割合のことをクリック率CTR:Click-Through Rate)という。

また、広告主のサイトを訪れた利用者のうち、製品購入や利用者登録、資料請求といった何らかの具体的な成果(コンバージョン)に至った割合のことをコンバージョン率CVRConversion Rate)という。

CTVRはこの両者をかけ合わせたもので、広告の配信数に対する、そこから上がった成果の件数の割合を表している。CTVRを算出するためには、広告キャンペーンごとに来訪者を識別し、購買までの行動を一貫して記録する必要がある。

広告効果の指標として従来はCTRが用いられることが多かったが、CTVRまで調べることで、「クリックは多いが成果に結びついていない」「クリックは少ないが効率的に購買意欲の高い見込み顧客を誘導できている」といった成果を軸とした評価をうことができるようになる。

(2021.11.8更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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