オンラインモール 【cybermall】 ECモール / サイバーモール / 仮想商店街 / 電子商店街

概要

オンラインモール(cybermall)とは、インターネット上で商品を販売する電子商取引サイト(ECサイト)のうち、複数の異なる運営主体による電子商店(オンラインショップ)が出店しているもの。同じ施設に様々な店舗が集まったショッピングモールになぞらえてこのように呼ばれる。

オンラインモールには複数のオンライン店舗がそれぞれ販売用のページやサイトを持って商品を販売している。モール側では店舗を横断する検索機能により取り扱い商品や価格を調べられるようにしたり、決済や配送などを共通化するなどして、単体のオンラインショップよりも利便性を高めている。

出品者は販売手数料などを負担するが、知名度が低くても著名なモールに出店することにより消費者に認知されやすくなり、自前で商品管理や決済などのシステムを導入・運用しなくてもモール側の用意したシステムで事業を始められるメリットがある。

オンラインモールを営む事業者には、モールの運営に特化した事業者と、自社で商品を販売するオンラインショップ上に外部の販売店による出品を受け入れる事業者がある。日本では前者の事業形態として「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」などが有名で、後者としてはAmazon.com内に統合されている「Amazonマーケットプレイス」がよく知られる。ファッション分野に特化した「ZOZOTOWN」(ゾゾタウン)のように特定のジャンルで出店を募るサイトもある。

eBayYahoo!オークション、メルカリなど個人間で自由に物品を売買できるサービスは「オンラインオークション」(ネットオークション)あるいは「フリマアプリ」(スマートフォンアプリの場合)と呼ばれ、オンラインモールとは区別されることが多いが、これらを広義のオンラインモールの一種に含める場合もある。

(2019.1.8更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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