バナー広告 【banner ad】

概要

バナー広告(banner ad)とは、インターネット広告の形状の一種で、横幅が縦に対して長い帯状の長方形の広告(枠)のこと。形状によらず、ページ内の固定された枠に画像などを表示する広告手法全般を指す場合もある。

Webページアプリ操作画面の上部や下部などに表示枠が設けられることが多い。インターネットが一般に普及し始めた1990年代末から存在する最も基本的な広告形態の一つである。

クリエイティブ(掲載内容)として画像や動画、アニメーションなどが用いられることが多い。広告主のサイトへのリンクが設定され、閲覧者が枠内をクリックあるいはタッチすると広告主のサイトが開くようになっている。

サイズと名称

業界団体のIAB(Interactive Advertising Bureau)ではバナー広告の標準サイズとして、横468×縦60ピクセルの “Full Banner”(フルバナー)、234×60の “Half Banner”(ハーフバナー)、728×90の “Leaderboard”(リーダーボード)、120×240の “Virtical Banner”(垂直バナー)を定義している。

矩形の広告枠でも、長辺が120ピクセル程度かそれ以下のものは「ボタン広告」、縦横の長さが同じか近いものは「レクタングル広告」(正方形のものは「スクエア広告」とも)、極めて縦に長い(縦が概ね600ピクセル程度かそれ以上)ものは「スカイスクレイパー広告」と呼ばれることが多い。

以前は横長タイプも含めたこれら矩形の広告枠すべての総称を「バナー広告」と呼ぶことも多かったが、現在は「ディスプレイ広告」を総称とすることが多い。また、バナー広告をディスプレイ広告のうち固定的な画像で構成された表示形式の広告とし、テキスト広告や画像・テキスト複合型、動画広告など他の表示形式と対比させる考え方もある。

(2023.2.19更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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