CDP 【Customer Data Platform】 カスタマーデータプラットフォーム

概要

CDP(Customer Data Platform)とは、企業のデジタルマーケティングやネット広告運用などに用いられる、既存顧客と見込み顧客の両方の顧客情報を集積したデータベース

企業の既存顧客の身元や属性、購買履歴などの情報と、Webサイトを訪れた見込み顧客などの識別符号や行動履歴などの情報を統合的に集積し、マーケティングに関する分析や施策の立案、効果の確認などに活用することができる。

単一の識別情報で特定の顧客についてのすべての情報を紐付けて参照することができる。マーケティング部門のスタッフが直に利用することを想定したユーザーインターフェースUI)などが提供され、外部の特定分野のツールとの連携も考慮されている。

これまでは、主に見込み顧客との広告などを通じた接触履歴を把握する「DMP」(Data Management Platform)や、既存顧客との関係を管理する「CRM」(Customer Relationship Management)などのシステムが使われてきたが、CDPは両者を横断・統合する包括的な顧客データ基盤として期待されている。

(2021.9.6更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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