PLL 【Phase Locked Loop】 位相同期回路

概要

PLL(Phase Locked Loop)とは、入力信号や基準となる外部信号と、出力信号との周波数を一致させる電子回路。装置内の動作タイミングを合わせる周波数信号(クロック信号)を安定させるなど、様々な用途で用いられる。

一般的な構成では、入力信号と出力信号からのフィードバック入力が位相比較器に入力され、ループフィルタ、VCO(電圧によって周波数が変化する発振器)を経て出力信号となる。VCOからの出力が位相比較器へフィードバックされ、ループ回路を構成する。

VCOからフィードバックする回路に分周器(カウンタ)を置くことで周波数を整数倍することができる。分周器を外部から制御して、出力信号の周波数を入力信号の整数倍や整数分の1に上下させるといった操作をうことができるPLLもある。

(2023.10.4更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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