ECU 【Electronic Control Unit”】 Engine Control Unit

概要

ECU(Electronic Control Unit”)とは、自動車の内部に搭載される電子基板で、車内の各部を電子的に制御するためのもの。現代では車種によっては一台の車に数十から百を超えるECUが内蔵されている。

マイクロコントローラを中心に周辺ICや外部接続端子などを実装した電子基板で、エンジントランスミッション、ブレーキ、エアバッグ、パワーステアリングなど装置や機能ごとにそれぞれ専用のECUが搭載される。

1970年代に排ガス規制強化に対応するため、エンジンの燃料噴射装置を電子的に制御する装置が搭載されたのが始まりで、当時はECUを “Engine Control Unit”(エンジンコントロールユニット)の略としていた。後にエンジン以外を制御する装置も搭載されるようになり、様々な電子制御装置を総称して “Electronic Control Unit” と呼ぶようになった。

(2023.6.29更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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