評価ボード 【evaluation board】 リファレンスボード / reference board / エバボード
半導体メーカーなどがチップを供給する電子機器メーカーなどに提供するもので、新製品の仕様策定や設計、試作などのため、対象チップが最低限動作する環境や想定される標準的な使用環境を半完成品の基板にしたものである。
機器メーカーは評価ボードを利用することでチップの性能や機能の確認、複数の製品の比較、選定を素早く行なうことができる。また、評価ボードの仕様を参考に機器の構成や回路の設計を行うことでソフトウェア開発を早期から並行して進めたり、開発にかかる期間やコストを短縮できる。
チップメーカー側も優れた評価ボードを機器メーカーに提供できれば自社製品の採用を促すことに繋がるため、組み込まれる機器の種類や用途などに応じて様々な評価ボードを開発、提供していることが多い。一部の製品は一般向けにも販売されており、電子工作に関する教育や趣味などで用いられれることがある。
(2024.1.19更新)