EDSA認証 【Embedded Device Security Assurance】

概要

EDSA認証(Embedded Device Security Assurance)とは、組み込み機器のセキュリティ水準が一定の要件を満たしていることを保証する認証制度。非営利団体ISCIが運用していた制度で、2019年により包括的なCSA認証に移行した。

産業機器やインフラ設備などの制御システムセキュリティ基準を満たしていることを認定する。対象となるのはプログラマブルロジックコントローラPLC)やセンサー装置、安全計装システムSIS)、分散制御システム(DCS)などの組み込みシステムである。

組み込みシステムソフトウェア開発における各段階におけるセキュリティ評価(SDSA:Software Development Security Assessment)、機器へのセキュリティ機能の実装状況の評価(FSA:Functional Security Assessment)、機器に実際に様々なデータを投入してみる堅牢性ロバストネス)試験(CRT:Communication Robustness Testing)の3つの審査をう。結果はレベル1からレベル3までの3段階で評価される。

国際標準のIEC 62443に基づいて実施される認証制度の一つで、国際計測制御学会(ISA)から派生したISCI(ISA Security Compliance Institute)が制度運用を担当していた。ISCIによる認証制度「ISASecure®」の一環として運用されていたが、2019年に認証プログラムが再編され、新たに導入された「CSA認証」(Component Security Assurance)の一部として吸収された。

(2024.7.27更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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