WANポート 【WAN port】 WAN側ポート
概要
WANポート(WAN port)とは、広域通信網(WAN)と構内通信網(LAN)を接続する機能を持った通信機器にある通信ケーブルの差込口(ポート)のうち、広域網側の回線を接続するためのもの。ポートの脇に「WAN」「Internet」などと記載されていることが多い。ブロードバンドルータなど、公衆通信サービスの回線と建物内の有線LAN(イーサネット)や無線LAN(Wi-Fi)などを繋ぐ機器に設けられているもので、通信事業者側のネットワークに繋がっているケーブルの端子を差し込むためのポートのことをWANポートという。
通信事業者が宅内に引き込んだアナログ電話回線や光ファイバー回線の端子を差し込むようになっている場合と、それらの回線の終端装置が別にあり、装置との間をLANケーブル(イーサネットケーブル)などで接続するようになっている場合がある。
後者の場合はWANポートもLANポート(内部ネットワークに繋がるポート)もLANケーブルの端子となるため、取り違えないよう配線に注意を要する。通常、WANポートは機器に一つだけ備えられているが、ネットワークスイッチを兼ねる機器ではLANポートは4つや8つなど複数備えている。
(2023.4.17更新)