Content-Language
概要
Content-Languageとは、HTTPヘッダのフィールド(項目)の一つで、本体(ボディ)として送信するデータがどの言語(英語、日本語などの自然言語)で書かれているかを示すもの。言語コードと国・地域コードを記載する。HTTPはWebサーバとWebクライアント（Webブラウザなど）の間でデータの伝送を行なう通信規約（プロトコル）の一つで、通信の制御情報を前半部のHTTPヘッダに記述し、後半のHTTPボディが伝送内容の本体を表す。ヘッダは改行区切りのテキスト（文字）形式で「項目名: 値（改行）」という記法で設定を列挙する。
Content-Languageはヘッダで最も一般的に用いられる項目の一つで、ボディ部に積載した文字データが何の言語で書かれたものかを伝達することができる。クライアントからサーバに要求を伝えるHTTPリクエスト、サーバからクライアントに応答を伝えるHTTPレスポンスの両方で使用できる。
言語の指定は、2文字の言語コードと2文字の国コードをハイフン（-）で繋いだもので表す。例えば、日本の日本語話者向けである場合は「ja-JP」、米国の英語話者向けは「en-US」、英国の英語話者向けは「en-GB」といった具合である。「Content-Language: en-US,en-CA」（英語・米国、英語・カナダ）のようにカンマ区切りで複数を同時に指定することもできる。
伝送する内容がHTMLファイルの場合には、Content-Languageを用いなくてもHTMLのヘッダ領域で言語の指定を行うことができる。クライアントからサーバにどの言語でデータを送って欲しいかを伝達することもでき、HTTPリクエスト中で「Accept-Language」ヘッダを指定する。
(2023.1.20更新)
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