アクセスカウンタ 【access counter】

概要

アクセスカウンタ(access counter)とは、あるWebページに何回アクセスがあったかを数えるプログラム、およびその回数表示。CGIなどの仕組みを用いて実現され、2000年頃に個人Webサイトなどに掲載されていた。

Webページへのアクセス時に自動的にWebサーバ上でプログラムを起動して処理結果をページに埋め込んで送信する「CGI」(Common Gateway Interface)などの仕組みを利用する。当該ページのHTMLファイル中にアクセスカウンタを呼び出す記述を含めておくと、その位置に現在のアクセス回数が埋め込まれて表示される。

回数は誰かがページを読み込んで表示する度に1ずつ増えていく。いたずら防止のため、同じ人が短時間に何度も繰り返しページを呼び出しても回数に数えない機能を持ったものもある。設置日からの通算回数と、ある期間(今日、今週、今月など)内の回数を分けて表示したり、回数の加算時に記録を取って集計し、管理者がアクセス動向を把握できるアクセス解析機能などを提供しているものもある。

2000年前後のいわゆる個人ホームページを中心に、アクセスカウンタの数字の末尾に0が揃ったりゾロ目になるなど切りの良い数字が現れた際に、これを俗に「キリ番」などと呼んで、テーマパークの通算入場者数の記念式典ように祝ったり訪問者に感謝したりする風習がよく見られた。現代では個人サイトもアクセスカウンタの利用も下火になっている。

(2024.1.17更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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